実年齢より老けて見られる「老け顔」。顔立ちは遺伝が関係していますが、老け顔は日々のクセや生活習慣によって加速されてしまいます。
いつまでも若々しくいたいというのが女性の本音。今回は、老け顔に悩むひとへ、原因や対策方法、改善メイクをご紹介。メイクのコツさえつかめれば、一瞬にして-5歳見えが期待できるのです。
毎日のケアと老け顔改善メイクで、真の若見えを目指しましょう。
目次
老け顔に見える特徴とは?
肌のたるみ
基本的に加齢とともに現れるエイジングサインが表にでると、老け見えしてしまう原因となります。
年齢肌の特徴のひとつは肌のたるみ。つまり、フェイスラインや頬にハリがなくなりたるんでしまうと、全体的にもたついて見え年齢を感じやすくなるのです。
また、肌がたるむことにより顔全体が間延びしたり、影ができてくすみんでみえるのも老けてみられる特徴です。
肌のトーンダウン
若い頃の肌は水分量が十分なので、みずみずしくて透明感があるのが特徴です。一方、年齢肌は乾燥しがちになり、肌トラブルが起こりやすくなることから、肌のトーンダウンは老け見えになってしまいます。
部分的にある肌のくすみや色ムラも、肌全体を暗く見せる原因です。また、まっさらな肌でもポツポツシミがあるだけで、透明感が失われてしまいます。トーンダウンした肌は透明感にかけ、疲れて暗い印象に見えてしまうのです。
シワがある
年齢肌の特徴は、なんといっても顔のシワです。老人の顔を描くときも、必ずほうれい線をかきませんか?ほうれい線が一本あるだけで、年齢に関係なく老けみえしてしまうのです。
また、目もとのシワとおでこのシワも老け見えの特徴です。細かいシワが目尻にできたり、目の下にシワがあると、一気に老けてみられてしまいます。
メイクが合っていない・古い
メイクは美しさをプラスさせるものですが、自分に合わないメイクをしていると老けてみられる原因です。まず、ひとにはパーソナルカラーというものがあり、肌や目の色などにより似合う色と似合わない色が存在しています。
似合う色は肌を明るく見せ、生き生きとした印象をあたえますが、似合わない色は肌をくすませ違和感をあたえてしまうのです。

合わないメイクは肌印象も印象も悪くなるので注意しましょう。また、昔のままメイクを変えないでいると、一昔前の印象をあたえ老けてみられる原因になります。
老け顔をつくってしまう原因とは?
外的ダメージ
エイジングサインの原因は、保水力の低下が招く肌の乾燥によるものです。肌トラブルの根本は乾燥にあり、そんな乾燥を招く外的ダメージは、老け顔の原因と言えます。
中でももっとも影響があるのが紫外線です。紫外線は乾燥するだけでなく、ハリ不足の原因にもなってしまいます。
UVAは一年中降り注いでいる光線で、夏の日焼けを起こすUVBのような強さはありません。しかし、着実に肌に浸透し蓄積されるため、肌のハリを担う真皮層を攻撃するのです。

ほかにも、エアコンや厚化粧、汚れの除去が不十分な場合も乾燥招く原因になるので注意しましょう。
間違ったスキンケア
間違ったスキンケアは、美肌をつくるどころか肌を守るバリア機能を壊してしまいます。バリア機能が失われると、水分が抜けたり、外部の刺激に弱くなる、肌がごわつくなどのトラブルを起こしてしまうのです。
バリア機能のある角層を傷つけるような、ゴシゴシ洗いや過剰洗い、タオルで顔を擦って拭くような行為は控えるようにしてください。ツルツルの肌づくりに定評があるピーリングやスクラブも行ないすぎると老け見えになるので要注意です。
栄養バランスの乱れ
身体をつくる日々の食事が乱れると、お肌の状態も乱れてしまいます。脂質の代謝を担うビタミンB群が不足すると皮脂の過剰分泌により、テカりがちなベタベタ肌を招きます。
他にもたんぱく質が不足すると肌のハリが失われるなど、偏った食生活はターンオーバーを乱れさせ、老け顔をつくっていくのです。
また、体をふけさる要因で怖いのが糖化です。糖化とは、余った糖質が体内のたんぱく質と結びついて起こる現象。細胞を劣化させ、シワやくすみ、シミなどとなって肌表面にあらわれるのです。

身体を錆びさせる酸化に対して、糖化は体をコゲつかせると言われています。メカニズムは違いますが、どちらも体を老化させる厄介なものなんです。
表情筋のたるみ
筋力が低下するとボディラインが崩れるように、顔の筋力も体同様、低下することで肌のたるみを招きます。
表情を変えない、頬杖をつく習慣がある、猫背になって頭が落ちているなどというひとは、顔の筋肉が衰えている可能性大です。
また、口が開いている人や食べ物をきちんと噛まないひとは、二重あごになっていたり、フェイスラインがもたついている可能性があります。
老け顔の改善方法
改善にみちびく食べ物は?
老け顔を卒業するには、肌を若々しく変える必要があります。そのためには、老化の要因である酸化を防止する抗酸化物質をふくむ食材をとるのがおすすめです。
強い抗酸化作用を持つのが、ポリフェノールやビタミンC、Eなど。積極的に摂りいれ、健やかな美肌をめざしましょう。
ほかにもオメガ3脂肪酸は食べる美容液とも言われ、腸内環境を整える効果をもちます。美肌に必要なビタミン、ミネラル、必須アミノ酸は不足しがちなので意識的に食生活に取り入れてみてください。

食事では限度がある場合は、サプリメントに頼るのもおすすめ。規則正しい食事に必要な栄養素をおぎないながら、バランスのいい食生活を心がけましょう。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることで顔全体がリフトアップし、引き締まった印象をあたえます。顎のたるみや頬のたるみを解消すれば、若々しい顔立ちに変更できるのです。
舌がたるむと二重あごにつながるため、舌を思いっきり動かすことも有効。普段は使わないパーツの動きを取りいれるなどして、表情筋を刺激しましょう。
食べる時はたくさん噛む、顔に思いっきり力をいれて急に脱力する、などと言った動きもたるみ解消につながります。

肌は一枚でつながっているため、頭皮のコリは顔のたるみにつながります。首や肩がこっているひとは頭も凝り固まっている可能性が高いので、ヘッドスパを行うのもおすすめです。
水分たっぷりの保湿ケア
美肌とは、水分と油分のバランスがいい肌状態をいいます。老け顔のひとは肌のうるおいが低下している可能性が高いので、水分しっかり補給する保湿ケアを実行しましょう。
また、女性の肌は20代、30代、40代、50代と肌の特徴が異なります。自分の年齢肌にあったスキンケアを選ぶことで、よりよい効果が期待できるのです。

老け見え肌のひとは肌のバリア機能が低下している可能性大。優しく丁寧なスキンケアを心がけてくださいね
老け見え改善メイクのやり方
カラー下地で顔色補正

顔のくすみは老け見えの原因になります。ファンデーションをつける前に、コントロールカラーで肌のくすみを取り払いましょう。くすみを取り払うベストカラーは黄色の反対色であるブルーです。

気になるくすみにブルーを重ねることで、肌トーンがアップしてクリアな印象にみちびきます。
しかし、ブルーだと白浮きしてしまうというひとは、ほどよくピンクがかったラベンダーカラーがおすすめ。ブルー程のくすみ飛ばし効果はありませんが、透明感がアップして万人になじみやすいカラーです。
肌の血色が悪いひとは、ピンクのコントロールカラーで明るい血色肌を演出しましょう。
テカリではなくツヤをだす

みずみずしい肌は光を反射したツヤをはなっていますが、テカり肌は、脂でべたついたギトギトとした印象与えます。
ツヤとテカりの違いとは、輝いている位置の違いです。天然ツヤは肌の高い部分に入るため、若見えメイクではそれを意識してハイライトをみれてみましょう。
目もと周りから頬の高い位置を繋ぐCゾーン、鼻筋、上唇の淵にちょこんといれてぷっくり感を演出するのがおすすめです。
老け見え回避のパーツメイク

年をとると、幼少期に比べて顔が伸びる傾向にあります。そんな間延び感を回避するため、それぞれのパーツメイクに一工夫いれましょう。
顔のパーツは正方形の中にきれいに収まるのが理想です。眉をつりあげると距離がうまれるので要注意。ゆるやかで適度な山を意識してください。
チークは高いほど若見えと言われますが、面長のひとは高くいれると間延びするので、なじみのやすいコーラル系で頬位置にいれるのがベストです。また、リップは少しだけボリュームをアップして、鼻との距離を近づけましょう。
NGな老け顔メイク
若見えメイクとは反対に、老けて見えるメイクもあります。例えば、ヌーディーカラーはヘルシーな印象をあたえますが、もとの血色がよくないと逆効果。
血色が悪くみえるため、ヌーディーメイクは避けた方がよいでしょう。また、マット過ぎるリップや、顔と首の色が違うなどのメイクは「オバさん」という印象を与えかねないので注意です。
肌トラブルは隠したいですが、厚塗りをすると余計に目立ってしまうので、部分塗りやコンシーラーでカバーするのが◎。ほどよいぬけ感を演出しましょう。顔の額縁と言われるヘアケアに気をつけることも老け見え回避のポイントです。
まとめ
エイジングサインが出てしまうと、実年齢より老けてみえがち。若々しい印象をあたえたいなら、年齢肌をケアしましょう。
また、普段行うメイクひとつでも印象は全く変わるもの。ライフスタイルを改善しつつ、老け見え改善メイクで今日から若見えを目指してみてはいかがでしょうか?