大人になってから頬や顎に繰り返しできるニキビ。
見た目が悪いだけでなく治りにくく跡に残りやすいので、悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
思春期に成長過程で一時的にできる思春期ニキビと異なり、大人ニキビはストレスが主な原因なのをご存じですか?
- ストレスがたまるとどうしてニキビになるの?
- ストレスニキビの解消法やケア方法は?
ストレスニキビに悩んでいる方に是非お伝えしたい、ニキビの原因や改善方法、お手入れ方法などをまとめてみました。
ストレスニキビの原因
ストレスとは?
外部からの様々な要因(ストレッサー)により心や身体に負担を感じ、処理しきれない感情が心の中に鬱積している状態をいいます。
ストレスには大きくわけて心理的ストレス・物理的ストレスの2つの種類があります。
- 心理的ストレス
人間関係、仕事・社会的環境変化などが原因 - 物理的ストレス
温度変化・騒音・大気汚染・異臭などが原因
ストレスによる心理的な症状
- イライラ
- 精神的不安定
- 注意力・集中力の欠如、無気力
- 新しいことに取り組む気になれない
ストレスによる身体的な不調
- 偏頭痛
- 腹痛・下痢・便秘
- 胃痛
- 肩こり・腰痛
- 生理不順
- 不眠
- 食欲不振
平成28年度 労働安全衛生調査によると、ストレスを抱える人の割合は年々増加し、労働者全体の59.5%にも及びます。
それだけ大人ニキビを悪化させる要因を抱える人が多いといえます。引用元: 平成28年度 労働安全衛生調査
ストレスを感じるとニキビができる理由とは?
ストレッサーによってストレスがたまると、交感神経が活発になります。
交感神経は自律神経の中で緊張・興奮時に優位になり、男性ホルモン分泌を増加させる作用があります。
- 皮脂分泌促進作用
- 角質層を厚くする(硬くする)
男性ホルモンにはこの2つの作用があります。
ストレスで男性ホルモンが急増すると、過剰な皮脂が硬くなった肌表面の毛穴に詰まりやすくなります。
詰まった毛穴の中で皮脂が炎症し、ニキビの原因菌「アクネ菌」が増殖するため大人ニキビが発生します。
ストレスニキビが悪化する要因
ストレスニキビは、「ストレスがたまること」によって悪化します。
また、他にも様々な悪化要因があります。
接触刺激
ニキビができやすいUゾーンは手や指が触れやすく、防御反応によって角質がもともと厚くなりやすい場所です。
そのため、ターンオーバーが乱れ、皮脂が詰まりやすくなります。
活性酸素の増加
ストレスを感じると身体を守るため「活性酸素」が大量に発生します。
肌の健康を保ったり炎症を抑える作用のあるビタミンCが大量消費され、それにより肌細胞が傷つき免疫力が低下します。
ニキビの炎症が悪化しやすくなります。
腸内環境悪化
腸はデリケートでストレスに弱い臓器です。
ストレスを感じると腸の働きが低下、老廃物や毒素がたまり血液を通じて肌にも毒素が回ります。
その結果、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
日頃から便秘がちな方は注意が必要です。
睡眠不足
睡眠時はリラックスしている時に優位となる副交感神経が本来盛んになります。
ところが睡眠不足に陥ると逆に男性ホルモンを増やす「交感神経」の分泌が優位になってしまいます。
睡眠中、肌の代謝を促進する成長ホルモンが盛んに分泌されるのですが、それも停滞します。
栄養の偏り
忙しい日々で外食しがち、偏食気味、過度なダイエットをしている方などは肌に必要な栄養素が十分に摂取できていません。
そのためニキビが悪化しやすくなってしまいます。

ニキビが悪化する原因は一つではありません。
普段の生活を見直し改善できる点は改善するように心がけましょう。
ストレスニキビの特徴
ストレスが原因のニキビは男性ホルモンの分泌が盛んな場所にできやすいという特徴があります。
男性のひげが生える場所を思い浮かべていただくとイメージがわきやすいですね。
Uゾーン(男性のひげ生える場所)にできやすいので、この位置に繰り返しニキビができる方はストレスが原因の可能性が高いです。
あなたは大丈夫?ストレスチェック
知らず知らずのうちに、ストレスニキビの原因になりやすいストレスを抱えていませんか?
ニキビになりやすい習慣
- 睡眠不足
- ストレス強く感じる
- 生理前イライラ
- 忙しくてケアおろそか
- スナック・チョコ好き
- 汗をかきにくい・シャワーで済ませる
- 更年期障害に悩んでいる
毎日の生活で該当する項目がある方は、自律神経が乱れがちです。
見直せる点は見直しすることがストレスニキビ予防につながります。
ストレスをためやすいのはこんな人
- 真面目、一生懸命
- 抱え込む
- 心配をかけたくない
- 悲観的
- 常に相手のことを考える
- 些細なことが気になる
性格が生真面目な人ほどため込みやすいといわれます。
逆に楽観的でくよくよしない人、コミュニケーションが上手な人、余裕をもって物事に取り組める人はストレスをためこみにくいとされます。
とはいえ、性格を改善するのはなかなか難しいですよね?
もし自分が「ストレス体質」だと感じる方はストレスを解消できる方法を見つけなるべくためないようにしましょう。
ストレスニキビ予防・改善のおすすめケア方法
ストレスニキビを予防・改善するためには毎日のスキンケアや、内側からのストレスケアをしっかり行いましょう。
ニキビ=脂っぽいと決めつけ、保湿をおろそかにして皮脂ケアばかりするのはNG習慣です。
クレンジング・洗顔
ストレスによって肌代謝が乱れた肌は、肌に水分を保持し、健康に保つ「バリア機能」が低下しています。
バリア機能を守るクレンジング・洗顔料を選ぶことが大切です。
もしニキビが気になるため、洗浄効果の強すぎる過度な洗顔・クレンジングを続けると、肌に必要な水分も不足します。
それを補うために皮脂がどんどん分泌され、ますますニキビの悪化につながるので注意しましょう。

洗顔後、成分が浸透しやすいうちに間をあけずすぐに保湿ケアを行うようにしましょう。
大人ニキビに特化した化粧品
大人のストレスが原因のニキビのメカニズムを研究し、予防・改善に特化した優秀な化粧品が多数市販されています。
正しいケアを毎日続けることは、美肌につながり大人ニキビの予防にもなります。
ビタミンCとビタミンB群の補給
ストレスによって消費される美肌成分「ビタミンC」と「ビタミンB群」を積極的に摂取することは、大人ニキビ予防・解消に効果的です。
- ビタミンC・・活性酸素抑制・コラーゲン生成・抗炎症作用、皮脂分泌抑制
- ビタミンB群・・自律神経を整える
皮膚科
もしセルフケアでは治しきれないくらい状態がひどい場合は皮膚科を受診し適切な治療を受けましょう。
外用薬、内服薬、ビタミン剤、ホルモン療法、漢方、ケミカルピーリング、注射
イオン導入、レーザー治療・・・など様々な治療法があります。
ストレスニキビにおすすめの厳選化粧品3選
プリモディーネ
繰り返すストレスニキビで、肌にざらつき、くすみ、ニキビ跡が気になる方に特におすすめ
プリモディーネは「ビタミンC誘導体」が高濃度配合された化粧品です。
ビタミンC誘導体は抗炎症・皮脂分泌抑制効果から「大人ニキビ」に効果的として皮膚科でも治療に用いられます。
- 最新型ビタミンC誘導体APPS配合
- ビタミンC誘導体9%高濃度配合
- 無添加で敏感になっているニキビ肌にも安心
- バリア機能サポート成分配合

即効性と、浸透力の高さ両方を兼ねそろえた最新型ビタミンC誘導体がたっぷり含まれています。
肌への刺激も少なく保湿もばっちりできる点がおすすめポイントです。
メルライン美白ゲルクリーム
顎のニキビが特に気になり、さっぱりとした質感のお手入れが好みの方におすすめ
メルラインはオールインワンタイプの美白ゲルクリームです。
ストレスニキビが多くできるUゾーンの保湿やターンオーバー正常化を目的とした医薬部外品です。
さっぱりとした感触で、1品でお手入れがラクラクなので、ストレスによって過剰な皮脂が分泌され、脂性肌に偏っている方におすすめです。

口コミサイトでの口コミ数も多く、顎ニキビに改善に関する評価も高い満足度91.3%の人気商品です。
ビーグレン
ストレスによってバリア機能が低下している方におすすめです。
医師が開発し、効果に関するデータ(エビデンス)もしっかりしている点も信頼度が高くおすすめです。
特許技術、ナノ粒子複合成分配合で、肌の奥までしっかりと長時間保湿してくれる医薬部外品のニキビケア化粧品です。
ストレスニキビができやすいUゾーンもしっかり保湿して繰り返す大人ニキビができにくい肌へ導いてくれます。
他のニキビ化粧品にも返金保証はありますが、ビーグレンはなんと365日間返金保証。
メーカー側が商品に確かな自信を持っている証拠とえいえます。
- 洗顔
- 化粧水
- 高濃度ビタミンC美容液
- 保湿ゲル

4点をライン使いすることで、不要な皮脂を吸着しつつ、たっぷり保水、炎症を抑え、成分を肌に閉じ込め完璧なストレスニキビケアができます。
すぐできるストレス軽減方法
ストレス軽減に私が実際効果的と感じた方法をいくつかご紹介します。
アロマテラピー
癒しやリラックス効果の高い精油を使って、アロマディフューザーなどで気軽に香りを楽しむのがおすすめです。
おすすめの精油:ラベンダー・カモミール・サンダルウッド・レモンバーム・レモン・ユーカリ・オレンジ・ローズウッド など
ストレス解消目的のブレンドオイルなども専門店では販売されています。
妊娠中や持病がある場合避けたほうがよい香りもあります。事前にそれぞれの効果や注意事項を把握するようにしましょう。
半身浴
夏は38℃ほど、冬は40℃前後のぬるめのお湯にゆったりつかる「半身浴」。
ストレスで優位になっていた交感神経を落ち着かせ、リラックス時に多い副交感神経を活性化します。
また、就寝時間の最低1時間前には入用をすませておくとその後の睡眠を良質なものにすることができます。

先ほどご紹介したアロマオイルを、半身浴時バスタブにたらすのもおすすめです。
有酸素運動
ダンス・ウォーキング、ランニング・サイクリング等の有酸素運動はストレス解消に効果的です。
身体に負担感が残らず「爽快だ」と感じ汗をかいてすっきりする程度に行いましょう。」
セロトニン(幸福ホルモン)の分泌が盛んになり自律神経を整えてくれます。
白湯
白湯とは沸騰したお湯を冷ましたものを言い、沸騰することでカルキ等不純物が蒸発します。
ストレスが溜まると、血行も悪くなり代謝も下がります。
白湯を飲むことは内臓をあたため・代謝を上げる効果がありデトックス効果の高さで美容意識の高い方が多く取り入れています。
コストもかからず、思い立ったらすぐできますので是非取り入れてみてください。
まとめ
ストレスニキビは、ストレスが溜まることで男性ホルモンの分泌が増え、皮脂が過剰分泌されることが主要因です。
現代はストレス社会、ストレスを避けるのは難しい現状にあります。
もしストレスニキビができてしまったら「正しいケア」と「新たにできないように予防」することが大切です。
- ストレスをためない
- ビタミン補給
- 正しいスキンケア
この3点に気を付けることが、ストレスニキビの予防につながりますので是非心掛けてみてください。